特区発! 商品化ロボット

パワーアシストハンド「CIP-50」・レッグ「CIP-50」・モーションリフレクト式パワーアシストハンド(株式会社エルエーピー)

パワーアシストハンド「CIP-50」

パワーアシストハンドの外観

特区発!商品化 第一号

これまで、脳血管疾患等により手指が麻痺してしまった場合、自宅で曲げ伸ばしの運動をサポートするための手軽な機器がありませんでした。

「パワーアシストハンド「CIP-50」」は、神奈川工科大学の研究成果を、七沢リハビリテーション病院のアドバイスを受けながら、県央地区の中小企業者のグループが商品化に成功したものです。

パワーアシストハンド「CIP-50」を使用している様子

簡単なスイッチ操作で、麻痺した手指の曲げ伸ばしをサポート

麻痺した手にベローズと呼ばれる空気袋の付いたグローブを装着し、もう片方の手でスイッチを操作することで、空気圧を利用して手指の曲げ伸ばしをサポートします。

特区では、実証実験や発売に当たっての検査や手続きに関するアドバイス等の支援を行いました。

パワーアシストレッグ「CIP-50」

パワーアシストレッグ「CIP-50」の外観

麻痺した足首の曲げ伸ばしをサポート、ハンドと共用の制御ボックスを使用

麻痺した足に装着し、「パワーアシストハンド「CIP-50」」と同様に、空気圧を利用して足首の曲げ伸ばしをサポートします。

手に麻痺のある方は、足を含む半身が麻痺しているケースが多いことを考慮した商品で、上記「パワーアシストハンド」と共用の制御ボックスに接続して使用することができます。

パワーアシストレッグ「CIP-50」を使用している様子

簡単に装着でき、スタイリッシュなデザインに

「パワーアシストレッグ「CIP-50」」は、特区での実証実験等の支援のほか、県産業技術センターでのデザインに関する支援も行いました。

「安心感と快適性に配慮したものづくり」をテーマに、半身が麻痺している方も快適にご使用いただけるような工夫を多数施しました。

モーションリフレクト式パワーアシストハンド

親しみやすいデザイン性

“空気圧で制御する安全なロボット”が機械的で複雑な印象にならない様に、フレンドリーでエンドユーザーのパートナーになれるような親しみやすさを考慮した製品です。また、毎日使うので可搬性や収納性に配慮し、付属物の収納スペースを「ポン」と置けるようなカゴ状のものにしました。

センサーモード

健常な手指の動きをセンサーグローブまたはリープモーション赤外線センサーで捉え、同じ動きをパワーアシストグローブに反映いたします。これにより脳に刺激を与えてリハビリ効果の向上を目指しています。

指体操モード

様々な指の形状を直接スイッチで指定し、その形状をパワーアシストグローブで反映いたします。

AIREHA CIP-50

軽量・多機能・安価な新型機

病気や怪我などで麻痺の後遺症が残ってしまった手指、足首などの曲げ伸ばし運動をサポートするパワーアシストシリーズの制御ボックスです。
WITHコロナの時代を考慮して、病院や施設などでの運動訓練だけでなく、家庭でも非接触で利用できるよう 軽量、多機能、ローコストをテーマとした製品として開発いたしました。