重点プロジェクト

ダム調査ロボットシステム

(株)キュー・アイ

ダム施設の堤体面水中部をカメラで撮影し、その劣化状態の点検を行うロボットです。水中撮影を行う自航可能な水中ロボットと、それを水面から吊下げ支援する自航可能な水上ロボットで構成され、操作インターフェースにより遠隔操縦を行います。

実証や開発の状況

これまでの国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業や神奈川県の公募型「ロボット実証実験支援事業」で開発してきた成果を踏まえ、平成31年1月に城山ダムで実証実験を行いました。その結果、耐久性能や移動性能を実証するとともに、高品質な映像取得、壁面自動調査における最大の調査効率、さらに、一日あたりの最大量の調査映像の取得等に成功しました。

日常生活を支援するための人の手の動きを再現するロボットハンド

ダブル技研(株)

人の手と同じサイズの5指のロボットハンドです。手指に障害がある方の手の代わりや、手話通訳、握手の出来るコミュニケーションロボットなど、人の手の動きの再現が求められる場面での活用を目指すものです。

実証や開発の状況

可能な限り人間の手の構造や大きさを模倣したロボットハンドを開発中です。現在、さらに人の動きに近づける為、構造の検討やリンク機構の見直し、モーター制御等の検討及び開発を行っております。また、実用化へ向けて軽量化やセンサーの搭載・耐久性向上等の検討を進めています。

データ分析型ケアマネジメント支援システム

パナソニック(株)

このシステムは、複数のロボットやセンサー等から得られる情報と介護記録システムとの連携による生活全体でのデータ分析及びAI導入により「予測に基づく介護」の実現に向けた仕組み構築を目指すものです。

実証や開発の状況

現在、既に市場導入されている非接触バイタル生体センサーを用いた見守りサービスをベースとして開発を進めています。
また、平成30年度には、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構の「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」に「介護記録・センサー/ロボットのパッケージ化による介護業務支援システムに関する研究開発」として採択され、介護記録・センサー・ロボット間の情報連携によるデータ集約プラットフォームを開発中です。

自動運転等に活用されるカメラシステム

(株)リコー

株式会社リコー独自開発の遠方監視用のステレオカメラと、近方を広範囲で監視する広角ステレオカメラによる全方位の空間認識を行うカメラシステムです。主として自動運転車に搭載し、自動運転に必要な車両周辺の空間認識を行うものです。

実証や開発の状況

将来の自律移動体関連市場への適用を視野に入れ、独自開発のセンシングモジュールを搭載した自動運転車両での実証実験(テスト走行)を平成30年4月より実施しました。
その結果、カメラシステムの自己位置推定性能及び環境認識性能を確認し、レベル3相当の自動走行が可能であることを確認しました。
今後は、より広範囲・より遠方の物体を、より高精度に認知することを目的とした開発を進めていく予定です。