重点プロジェクト

患者見守りシステム

株式会社タウ技研

レーダー部(マイクロ波センサー)をベッドの下や椅子の背などに設置し、人体に触れることなく呼吸・心拍を測定して異変の通報等を行い、患者を見守るロボットです。
マイクロ波を用いることで、従来の測定器と比較して患者への負担を軽減することが可能で、呼吸態様を計測できる高機能睡眠計として、睡眠時無呼吸症候群などのスクリーニング器への応用を目指しています。

実証や開発の状況

病院においてマイクロ波を用いてモニターの呼吸、体動、心拍を非接触で計測する実験を行い、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある被験者のスクリーニングに用いられる機器と比較して、良好な結果が確認されました。

腰への負担を人工筋肉で軽減するマッスルスーツ

株式会社イノフィス

「マッスルスーツ」は、介護者の作業負荷を軽減し、腰痛などを防止する装着型の作業支援ロボットです。
本機は 、①電力不要(手押しポンプで注入する空気で稼働) ②強い補助力(最大25kgf〜35kgfの力で動作をアシスト) ③幅広い利用環境(水場や屋外でも利用可能) ④準備が簡単(装着10秒) ⑤使いやすい(動作に合わせてなめらかに補助)などの特徴を有しており、実用性の高い=汎用性の高い製品となっています。

実証や開発の状況

平成26年の初期モデル販売から平成30年に至るまで、ユーザーニーズを反映し、毎年、新製品を上市。平成31年2月現在、3モデル展開し、導入実績は3,800台を超えています。
介護分野に加えて、施設、工場、物流、建設現場、農業などさまざまな場面で導入が広がっています。

自動運転ロボット利活用サービス

(株)ディー・エヌ・エー

自動運転車両を活用したサービス提供を目指すプロジェクトです。運転手を必要とせず、あらかじめ決められたルートをGPSやセンサーを使いながら走行する自動運転バス「ロボットシャトル」をはじめ、他社と連携して、物流サービスやアプリを利用した新たなモビリティサービス実現を目指す取組を行っています。

実証や開発の状況

「ロボットシャトル」は、全国各地で、実際に乗客を乗せて実証実験を繰り返し行い、実績を積むとともに、サービスとして提供する上での課題を改善しています。
また、ヤマト運輸と連携し、来るべき自動運転社会を見据えた次世代物流サービスを開発する「ロボネコヤマト」プロジェクトを立ち上げ、平成29年度から約1年間、藤沢市内で実用実験を実施しました。その他、日産自動車と連携し、無人運転車両を活用した新しい交通サービス「Easy Ride」の開発を進めており、平成29年度より実証実験を行っています。

浴室設置型入浴支援ロボット

TOTO株式会社

一連の入浴介護動作に対して被介護者の介護負担を低減しつつ、介護者と被介護者の安全・安心を目指した入浴支援ロボットです。 浴槽に取付けた機器のシート部が電動で昇降し、浴槽内での被介護者の立ち座りをサポートします。

実証や開発の状況

開発中の機種は、洗い場側から浴槽中央部までの横移動をサポートする機能や、更に安定性を高める機能を新たに追加しており、平成27年度は介護施設において現行品と開発中の機種の比較検証を行いました。平成28年度は、在宅の環境で、新機能の有効性を確認するため、実証実験を行いました。

飛行型警備ロボット

セコム(株)

オンライン・セキュリティシステムと組み合わせ、契約先の敷地内への侵入者・侵入車両の場所まで自律飛行し撮影を行う、民間防犯用としては世界初の完全自律型飛行監視ロボットです。飛行ロボットならではの特長を活かし、セキュリティサービスの更なる高度化(複数機のドローンによる監視、広域エリアの監視等)、様々な用途・フィールドでの利活用を目指しています。

実証や開発の状況

既に実用化されているドローンは、工場敷地内などに警備対象範囲が限定されているため、今後監視範囲を拡大するために気球との連携など機能強化を図る実証実験を実施しました。
また、獣害対策など警備用途以外への活用を目指し、基礎実験としてデータ採集や性能検証などを実施しました。実験では熱画像カメラにて取得した映像から、画像認識によりシカを自動判定できることを確認しました。