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重点プロジェクト
自動運転技術を装備した自動車
日産自動車株式会社
事故の主な原因とされる人為的ミスをカバーする自動運転技術を搭載した自動車。レーダー、カメラ、ソナーなど、360°センシング技術により周辺の道路状況を検知し、人工知能による状況判断で、ハンドルやブレーキを自動的に制御する。
平成28年8月には、高速道路上の単一レーンでの先進運転支援技術「プロパイロット」を実用化。 渋滞走行と長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御し、ドライバーの負担を軽減する。
令和元年9月には、高速道路の複数車線をナビゲーションシステムと連動して設定したルートで走行し、同一車線内でのハンズオフやルート走行中の分岐や追い越し時の車線変更など、ドライバーの運転操作を幅広く支援する「プロパイロット2.0」を新型「スカイライン」に搭載した。
令和2年12月には、「プロパイロット」にナビゲーションシステムとの連携機能を加えることで、制限速度の変化に伴う設定速度の切り替えや、カーブの大きさに応じた減速を支援するシステムを新型「日産ノート」に搭載した。
今後は、より幅広いシーンでドライバーの負荷の軽減を目指し、自動運転技術の検討を進めていく。
遠隔操作による超音波診断ロボット
早稲田大学
遠隔地の端末からの遠隔操作又は自動走査プログラムにより、ロボット本体に搭載された4つのモーターを操作することで、超音波プローブ(超音波を発生して、はねかえってきた超音波を探知する部分)を動かし、超音波診断を行うロボットです。
遠隔地からの妊婦の診断や救急搬送時の内出血探索、離島での診療などへの応用が期待されます。
病院と妊婦ファントム(超音波に対して人体に似た特性をもつ素材を使用した訓練用モデル)に装着されたロボットを設置する施設との間をLTE通信で接続して行った実証実験に続いて、救急搬送の現場での活用に向け、医師がいる施設と、ロボットを設置した救急車との間をLTE回線で接続して実証を行いました。
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