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掲載日(更新日):令和3年1月
独自製法による超軽量・超高強度マグネシウム合金材の製造と加工
特殊マグネシウム合金による超軽量・超高強度部品の提供
企業PR
創業70年の加工技術と産学連携によるオンリーワン軽量化材の開発
技術概要、製品仕様
マグネシウム合金は実用金属中最も軽い金属ですが一般的な市販材は強度が弱いため用途が制限されてしまいます。川本重工では変形拘束条下高圧プレス法(DRF法)を産学連携で開発し、金属組織の粒径の微細化及び高強度化を実現しました。既存の希土類添加型マグネシウム合金に比べて価格を50%以上低減し、引張強度は市販材の概ね2倍の450MPを実現しています。本材料は当社が培った加工技術により様々な形状での提供が可能です。
アピールポイント
超軽量・超高強度である材料の特徴を活かして、多くのロボットシステムに適用されています。応用実績の例は下記の通りです。
1 東京工業大学 鈴森研究室ロボット搭載の世界1軽量シリンダー
2 東北大学 田所研究室 災害発生時の瓦礫探査ヘビ型ロボット
3 TBSテレビ動物撮影用マルチコプター
4 長時間大型ドローンADJ社の軽量部品に採用検討中
5 慶応大学学生 宇宙エレベータに軽量部品を提供支援
ロボットへの応用イメージ
軽量化と強度が要求されるシリンダー部品、ヘビ型ロボットのヘッド部材、ドローンの構造部材などで当社の特殊マグネシウム合金が使用されています。また、超軽量・超高強度の特徴以外にも動的装置(モーター等)から発生する振動を吸収する性質がありますので、制御装置への振動リスク低減の目的で当社の超軽量・超高強度マグネシウム合金材を要素機構部品へ適用することも効果的と考えられます。
特記事項
川本重工では超軽量・超高強度マグネシウム合金の製法を利用してチタン材の開発も行っています。一般的な市販純チタン材に比べて概ね2倍の850~900MPの強度を持ち、加工も容易な超高強度純チタン材を開発済みで、歯科医療への適用展開などを進めています。耐食性を要求されるロボットにも適用可能な材料と考えています。
企業の概要
- 企業名
- 川本重工株式会社
- 所在地
- 横須賀市内川1-4-27
- 従業員数
- 100名
- 設立年月
- 1948年
- 資本金
- 4900万円
- ホームページ
- http://www.kawamoto-hi.co.jp/index.html