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掲載日(更新日):令和5年11月

株式会社大洋電機エンジニアリング

コアレスなのでコギングやトルクリップルの無い低振動低騒音のモータです。
ハルバッハ界磁型同期モータ

企業PR

独自の開発力・技術力で、新しい小型高速回転モータを提供します。

技術概要、製品仕様

従来のNS配列を用いている通常の同期モータの場合、コイルに磁石の磁束をより多く鎖交させるためにコア(ティース)を用いています。一方、ハルバッハ配列の場合は磁束が2倍なのでコアを無くすことができます。コアはコギングの原因なので、コアをなくすことでコギングレスになります。
さらにそのハルバッハ配列の磁束はきれいな正弦波状のため、極めて回転ムラの少ない回転にすることができ、低トルクリップルを実現させます。これにより、高速回転への大きな問題である振動を低減することができ、1万rpmを超える高速回転ができるモータになります。
現在~50,000rpm、~30kWまでのモータが製作可能で、今後~100,000rpm、~50kWまでの製品を開発中です。

ハルバッハ配列
ハルバッハ界磁型同期モータの内部構造

アピールポイント

小型化に貢献:ハルバッハ界磁型同期モータは通常の同期モータでは難しい5万rpm等の高速回転に対応できるため従来のモータよりも同出力で小型にすることができます。
コギングレス・低トルクリップル:動き出しがスムーズ、回転ムラが少ない、低振動低騒音、高速回転、高効率の同期モータです。
大容量:ハルバッハ界磁によって高出力なコアレスモータにできるため、IPMSMより鉄の損失を減らした低損失設計が可能になります。
高回転速度:磁石飛散防止や振動対策、高周波に起因する損失への対策等工夫により、高回転速度を実現します。

5kW-50000rpm
ハルバッハモータ

ロボットへの応用イメージ

小型・大容量・高回転速度・低振動・低騒音などの特長により、ドローンや様々なモビリティーアプリケーションへの搭載が可能です。
また、ハルバッハ配列界磁は発電機への応用も可能で、例えばガスタービンエンジンとハルバッハ発電機を組み合わせて小型・高出力のハイブリッド動力ユニットが実現でき、ドローンへの搭載により大型ドローンの実用化にも貢献します。

特記事項

  • ハルバッハ界磁モータの技術は工学院大学 森下明平教授の研究室により研究され(特許取得済み)、当社は本技術の実用化に向け森下研究室と共同開発を行っています。
  • 当社は、お客様のニーズに合わせて、電圧、回転速度、材質、重さ、冷却方法等、様々なご要望に対応、また、駆動用インバータのご提案やサポートも対応します。

企業の概要

企業名
株式会社大洋電機エンジニアリング
所在地
神奈川県川崎市幸区南加瀬4-1-3
従業員数
10名
設立年月
2008年3月
資本金
500万円
ホームページ
https://taiyo-denki.com/

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