重点プロジェクト

院内搬送アシストロボット

日本精工株式会社

2024年度施行の医師の働き方改革により院内でのタスクシフトが起こると予想されています。看護師の負担が増加していく中、重量物や患者を軽快・安全に搬送することで看護師や看護補助者の労働環境改善に貢献するプロジェクトです。
2020年に湘南鎌倉総合病院での半年間に及ぶ業務観察から、ストレッチャー搬送業務における課題を発見し、その解決を目指し本プロジェクトをスタートしました。
2021年から2年間、神奈川県「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」の支援をうけ、1年目は現場の意見を聞きながらのロボット開発、2年目は現場での実証を積み重ねて実用化に至りました。

実証や開発の状況

①看護師・看護補助者が直感的に使用可能なUIUX
②病棟内のあらゆる床面で走行できる駆動部であることを検証するために、湘南鎌倉総合病院での実証を行いました。
今後、より広く他病院へ展開することで、ロボットの改良を継続するとともに,他の搬送ニーズの発掘を進めていく予定です。