ロボットは様々なシーンで活用の可能性があるものの、導入に至るまで現場の用途に合わせたカスタマイズや改良が必要となります。当社が開発したロボットは移動のための駆動機構となる“ロボットベース”で、ロボットの導入先のニーズを明確化した上で、最適なロボットシステムの構築を短期間の工程で実現します。当社のものづくり技術を活かし、ロボット普及に貢献していくプロジェクトです。

　段差や凹凸のある環境でも走破する、コンパクトで小回りの利く駆動機構は開発済みです。現状ではロボットの活用で作業性や安全性の向上を目指すユーザーを発掘中で、現場ニーズをもとにロボットシステムとしての開発を進めていきます。2023年度のKISTEC（神奈川県産業技術総合研究所）次世代事業創出デザイン支援事業の中で生まれたアイデアである簡易設置型磁気テープの試作開発で、ロボット走行環境を手軽に作れるような取り組みも行いました。