さがみで取り組む実証実験やイベント

2020年1月16日~2月21日ロボットリテラシー授業を実施しました!

さがみロボット産業特区では「ロボットと共生する社会」の実現に向けて取組を進めています。
このたび特区内小学校の11校で4年生、5年生を対象に、様々なロボットを体験しながら、ロボットが動く仕組みや正しい使い方について学んでもらうロボットリテラシー授業を実施しました。
今年度は、新たに、ロボットと一緒に授業を受けたり、ロボットを動かすためのプログラミングを学びました。

授業時間は約90分で実施しました。
まず、ロボットの基本的な仕組みや現在活躍しているロボットについて学んだ後、コミュニケーションロボットNAO(ナオ)と一緒に、ロボットはプログラミングされて動いているということを学びました。続いて実際のプログラミングの様子を見ながら、プログラミングの時はどのように動いてほしいか、順序立てて命令を考えることが必要だということを学びました。

その後、グループに分かれてロボットの体験を行いました。
例えば次世代型電動車いすのWHILLから降りる時には、誤ってレバーを操作して周囲の人にぶつからないよう、電源を切ってから降りるなど、体験を通して、正しいロボットの使い方を学びました。

最後に授業のまとめとして、ロボットの機能を理解して正しく使うこと、装着型のロボットは自分のサイズに合ったものを選ぶこと、自分がロボットを使う時だけでなく、周りの人がロボットを使っている時もマナーを守ることを学びました。

授業を受けた子供たちからは、「ロボットに話しかける時は、ゆっくり分かりやすく話すなど注意したい」「プログラミングをもっと勉強してロボットを動かしてみたい」「将来はロボットを開発する仕事につきたい」などの感想がありました。
また「ロボットは人間を追い越してしまうのではないか?」「ロボットを作る(開発する)時には何からアイデアを得ているのか?」など鋭い質問もありました。

今後は授業での体験を活かして、ロボットと上手に付き合いながら一緒に暮らしていきましょう。